第7回 算数科における学習指導法
案)
①±インディアン
対象人数:複数
目的:グループづくり、アイスブレイク的にできる。
算数の導入的に遊べる。
慣れてきたら、アレンジしやすい
②±神経衰弱
対象人数:2人以上、複数OKだが4人くらいまでが良さそう!
③±スピード
対象人数:2人1グループ
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野外で算数
▶︎遊びと学び
小さい頃の豊かで楽しい学びの体験は、生涯にわたる学習の基礎となるものです。学びは学校の中だけで起こるのではなく、日常のあらゆる場面で人は学んでいます。「遊び」や「楽しさ」は、学びにとっての大切な要素です。学ぶことが「楽しい」と思えることが大切です。そのような活動の中で、子どもたちは自己に気づき、他者を理解し、周囲の世界と関わっていくのです。
幼稚園の子どもたちの「数への関心」や、学校の授業を補完する導入や動機付けとして、アクティブ・ラーニングや「生きる力」を育むための教材として、野外の学びを実践してみてください。森や草地、近くの公園や幼稚園の園庭にでも、子どもたちの学びのための教材はたくさん転がっています。
▶︎どうして野外なの?
野外で算数。あまり聞き慣れないアイデアかも知れません。
教室の中でじっと教科書に向き合い、頭の中で抽象的に算数を理解するよりも、外に出て身体を動かし、五感を使いながら身体全体で算数を学びます。その時に大切なのは、一人ひとりの体験と、仲間との協力。木の枝や葉っぱなどの実物に触れながら、確かな実感として数や図形、比較や順序といった算数の基礎的な概念を学んでいきます。
本書には、「算数の言葉」「空間の把握」「時間の感覚」「身体の理解」など、算数の教材としては聞き慣れない言葉がたくさん出てきます。「数や数字だけが算数ではない」というように、ここでは足し算や引き算の前に、子どもたちはまず自分自身についてを知り、身のまわりの世界を理解するところから算数を学んでいきます。「1メートルってどのくらい?」「どこからどこまでが『私』なの?」と、周囲の環境の中で自分を位置付け、自分の実感として学んでいくのです。
▶︎目次
1.算数の言葉
2.測定と空間の認識 (空間の認識と身体の理解 / 長さ / 図形 / 大きさと位置 / 時間 / 重さ)
3.分類とパターン (分類とパターン / 分類ゲーム / 音 / パターン)
4.数の認識 (数詞(数を表す言葉)/ 数量と数の大きさ)
5.テーマ学習 (ミミズ / カササギ / リス)
6.園庭・校庭のアクティビティ (ボード / ベスト / グリッド)
7.実践に役立つヒント (野外に出るときのアドバイス / 道具について / 参考文献 / 索引)
巻末 アクティビティカード
▶︎アクティビティ
・ 木の枝を長い順に並べよう
・ 1分間ってどれくらい?
・ 1メートルのひも
・ 時間の実験
・ 数字のいたずら
・ 算数の物語をつくってみよう
・ 森のオーケストラ
・ 同じ音を当ててみよう
・ リスになってジャンプしよう
・ シークレットバッグ ー 袋の中身はなんだろう?
▶︎大切なこと
『野外教育とは何か』と言う定義として、スウェーデンでは「現実の状況における確かな体験とふりかえりにより得られる」、ヨハン・ハインリッヒは「手と頭と心の3つを」、エレン・ケイは「学びをより深く導く」、ジョン・デウエイは「体験を通して学びをするがふりかえりが重要である」
野外でのアクティビティでは…
①One自分でのふりかえり
②Pairs2または3人でのふりかえり
③All全体でのふりかりが重要。
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▶︎基礎的学習指導法
▶︎発展的学習指導法(オープンエンドアプローチ)
・Aさんが勝ちになるようなルールって?
・BCそれぞれが勝つにはどんなルール?
▶︎実践