子どもの絵の発達と図画工作科の指導
▶︎なぜ、発達を理解する必要がある?
1ー3年生
4ー6年生
“発達”がキーワード。
資質能力の育成。ここを目指す教育実践
「絵」を見れば子どもの発達を知ることができ、子ども理解へ繋がっている。
子どもがどんな学びをしているかがわかる。
作品至上主義からの脱脚。見落としているものない?
1年生の絵。子どもはゾウヘ乗っている姿を表現したかった。
ここに関わった教師は絵の足を切って、跨っているように修正した。
子どもはどう思う?
今みえている世界を表現している
頭足人が結構、大事。
莉麗はいつ出てくるのかなー?
先生の子どもは出てこなかった。
→幼児教育の現場の一斉教育が発達を潰してしまっている可能性もあるよね。
発達の段階
諸説ある。が、今回は教科書に沿って進める。
▶︎スクリブル(なぐりがき):1ー2歳
▶︎前図式期:3ー4歳
・感覚から言葉を思いつき、描き進めることができる。
・意思をもって描き進めることができる。
▶︎図式的表現:5ー7歳
・様々な表現が一気に溢れ出る時。面白い
・家はこんな?顔はこんな?などイメージで描く。
・基底線(地面)を描くようになる。地面と空など
・視点の混在。多視点
・拡大描写。強調して描く。
▶︎前写実的表現:8ー12歳
・陰影を表現
・重なりや奥行き、客観的で視覚的な表現ができるようになる。
▶︎写実期:12歳ー
・一点遠視法
『図画工作科・美術科と各領域に対する意欲度の学年変化』
金子一夫
・年齢があがるにつれて、意欲は落ち込む。
・絵画については特に4、5年生で意欲が落ち込む。
→写実期と重なるため、どれだけ鮮明に描くかに関係している。つまり、思ったように描けないというジレンマに陥りやすいと考えられている。
・中学校1年の時の美術の「面白い!」という経験が重要!
→どんな実践があるの?聞きたいところ。
いい絵とは…
表たいものがその子らしく表現できた絵
そのためのツールを知ること、伝えること、気づく視点が大切。