図画工作・美術を学ぶ意味
『子どもの美術より』
図画工作の時間は、上手に絵を描いたり、上手に物を作ったりすることが目当てではありません。
君の目で見たことや、君の頭で考えたことを、君の手で描いたり、作ったりしなさい。心を込めて作っていく間に自然がどんなに素晴らしいか、どんな人になるのが大切か、ということがわかってくるでしょう。
これが目当てです。
美術を学ぶ人へ『少年の美術より』
図画工作科教育の実践と課題、展望
実践:4年生
①様々な色紙をつくる「すてきなペーパーショップ」
②形に切ったり、貼ったりして絵をつくる
③残ったものは封筒にとっておいたり、交換できたりする。
実践:5年生 「優しいあかり」
①砂と土を混ぜて、焚き火で野焼きをする
②鑑賞を深める仕掛けろうそくを灯す
野焼き粘土 焼き方
実践:6年生
墨
①事前練習
②本製作
③鑑賞
中学生
水牛の角を使用してつくったお守り
屏風をつくる・飾る・撮る
お箸作り
アーチストとの協働
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『問1』学習指導案の作成 ーーーーーーーーーーーーーーーーー
対象や事象を捉える造形的な視点につ
いて自分の感覚や行為を通して気付くと
ともに,手や体全体の感覚などを働かせ
材料や用具を使い,表し方などを工夫し
て,創造的につくったり表したりすることができるようにする
造形的な面白さや楽しさ,表したいこ
と,表し方などについて考え,楽しく発
想や構想をしたり,身の回りの作品など
から自分の見方や感じ方を広げたりする
ことができるようにする。
楽しく表現したり鑑賞したりする活動
に取り組み,つくりだす喜びを味わうと
ともに,形や色などに関わり楽しい生活
を創造しようとする態度を養う。
造形遊びをする活動を通して
とは,
身近な自然物や人工の材料
とは,この時期の児童が関心や意欲をもつ,扱いやすい身近な材料のことである。自然物としては,土,粘土,砂,小石,木の葉,小枝,木の実,貝殻,雪や氷,水など,学校や地域の実態に応じた様々な材料が考えられる。人工の材料としては,新聞紙,段ボール,布,ビニル袋やシート,包装紙,紙袋,
縄やひも,空き箱などが考えられる。クレヨン,パス,共用の絵の具などは,用具でもあるが形や色をもつ材料の一つとして考えることができる。
造形的な活動を思い付く
とは,児童が材料に働きかけて捉えた形や色,自分のイメージなどを基に造形的な活動を発想することである。児童は,小石の形や木の葉の色の面白さ,紙を破いたときの手応え,手の動きから生まれた形や色,材料と材料との組み合わせなどから様々なことを思い付き,活動を始め,更に新しい発想をすることになる。
感覚や気持ちを生かしながら
とは,手などで触りながら材料を捉える感覚,自分の体で大きさや長さをつかむ感覚,形や色などに対する児童の気持ちなど,造形活動で生じる感覚や気持ちを大切にしながら活動することである。低学年の児童は,この感覚や気持ちと自分の造形活動とが直接つながっており,単に分けられるものではない。感覚や気持ちを生かした活動を設定することにより,造形遊びをする活動は,児童にとって,更に楽しい活動になり,新たな発想を生み出す原動力や,それを実現するための工夫につながっていく。
どのように活動するかについて考える
とは,新たに造形的な活動を思い付いたり,つくり方を考えたりすることである。発想や構想を繰り返して活動することも児童にとって楽しいことであり,そのことによって資質・能力が育まれる。友人と関わりながら次の活動を考えたり,一度つくった形を崩し,材料に触れながら活動を考
1.日時 令和 ◯年 ◯月 ◯日(◯)
2.学級 1年 25名 @ 鳥井原の森
3.題材名
「森はアトリエ 〜つくる〜 」
4.題材の設定
(児童観)
長野県軽井沢にある鳥井原の森にて1年間野外(保育)で生活をしてきた。“つくる”を通して様々な素材や工具に出会っている。また、自然に囲まれ、身近に感じているフィールドの中で探索的に遊びを楽しむ姿が見られる。その中でも、それぞれが没頭する遊びや表現があり、創造的な活動の芽みられる。
(題材観)
本題材「森はアトリエ」は、子ども主導の「やってみたい」を充分に発揮できるフィールドとゆったりとした時間でじっくりと取り組むことができる。その中で“つくる”という発想・構想を繰り返し、つくったり壊したりする中で創造的な面白さや難しさに気づくことができる。
(指導観)
ここまでに工具の取り扱いについては十分に共有されており、子ども同士で使い方について声をかける姿がみられる。その上で改めて“つくる”を通して互いの表現を共有しあい、認め合い 学び合う活動を実現したい。
5.本題材の目標および評価基準
◯協同した作品や友人の作品、自分の作品など共通点やちが
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『問2』
講義の中で解説した図画工作教育の理論や方法について説明し、それについて自分の意見を述べる。
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VTSについて
アート鑑賞を通して「観察力」「批判的思考」「コミュニケーション力」を育成する教育カリキュラム。
鑑賞者はアート鑑賞を通して考え、意味を見出すプロセスを経験する。互いに感想を語り合う対話形式をとる。
哲学対話にも近いものがあるが、対話形式で行うことで多角的にみることができたり、自分と違った視点の良さ(多様性
)を体感的に知ることができる。結果、一人では到達できない解釈をすることができたることから自身の創造的思考力を磨かれていく。
大切なのは、見たこと感じたことを語り合うことにより、“気づき”が生まれ、アートを楽しむことができるようになること。
正解はないので、直感を楽しむことがっできる。
一方、ファシリテーターの力量(間や対話)が影響しやすい。