池上彰が頭に浮かぶ。
質問の質とやりとり、広がり、深まり、仕組化
これに関してはダンスでも同じことを感じてたっけ。
問いをたてることができることははじめの一歩。その一歩目のきっかけになるのが、こちらからする質問。
大学の講義をした時もそうだった。
なにが楽しいか。
明確な一つを伝えること、メッセージは一つでいい。
問いをたてる。
批判的思考もありつつ、これってなんだろうの興味と関心が出発点だ。
保育だって、他の仕事だって、好きなことだってそうだ。
きっかけを大事にしてほしい。
さて、質問でいうと2050年に誕生する仕事って面白い。
じっくり考えてやってみたら面白そうなプロジェクトになりそう。
以前、参加したこれも近いかな。
軽井沢でもやりたいな。
20040609
今日のテーマは「2050年に誕生する仕事、なくなる仕事」。
それを考えながら、どんな社会になっているか、どんな社会にしたいのかを明確にしていく。
ゲストに迎えたのは「50年前にはなかった仕事」であるWebプロデューサーの粟飯原理咲さん。
「2050年に誕生する仕事」は、かなり興味深い意見がたくさんでた。
・海上海中建築家(2050年には海上海中でも生活している。)
・宇宙生活アドバイザー(宇宙で快適に生活するため。)
・電波による疾患の専門医
・自給自足が流行る
・ロボット専門病院(修理工場じゃなくて病院。)
・軍隊(やっぱりこれはなくならない。)
・携帯電話がもっと小さくなり体に埋め込まれちゃう。
・時空警察(時空を越えて悪い奴を取り締まる)
などなど、他にもいろいろ出た。
正直、ちょっと質問設定が難しいかな、ちゃんと宿題としてやってきてくれるかな
と心配していたが、やわらかい頭で発想してくれたようだ。
職業を考えるときに、どうしても今存在する職業のラインナップから選ぶ、という感じになりがちだ。13歳のハローワークもいいけど、誰かが用意した仕事カタログから選ぶなんて、悲しい。
それじゃあ、あまりにも夢がない。
こうやって未来を想定して、そのときに存在する仕事を想像してみるというアプローチは、けっこう子どもたちの可能性を引き出すことができる。
この講座を組んでみて感じることだが、質問の設計に悩むことが多い。
質問がチープだと返ってくる答えもチープ。
こっちの質問と子どもの答えとの真剣勝負。
これが楽しい。
高校のときの数学を習った山本先生が、「この問題はいい問題だ」と言っていたその真意がやっとわかってきた。