最近、夜寝る時はそとに散歩にいく。
「さんぽいく?」
「りりもいくー!」
と言い、上着の中に入ってくる。
持ち上げる
…少し思い。
手のひらだけ支えられていた重さが腕にもかかるようになり、成長を感じる。
外に出るとキーンと冷えた匂いが鼻の奥まで流れる。
空には冬らしい雲のない晴れた星空がある。
りりは服の中に顔を埋めたり、出したり。
時折空を眺めている。
特に会話はない。
あー、きっとカンガルーってこんな気持ちなんだろうな
なんて考えながら歩く。
まー、僕にとっては自分リセットのいい時間